江戸の風情に包まれるお祭り魅力!
5月に訪れる「三社祭」、正式名称は「浅草神社例大祭」として知られ、
男女を問わず多くの人が力強い神輿を担ぎながら賑やかに練り歩く様子が特徴です。
テレビで目にしたことがある方も多いことでしょう。
この祭りの魅力の中心に位置するのはやはり、迫力満点のお神輿です。
神輿の華麗なる行進を間近で見届けたい!
賑やかな雰囲気を身をもって体験したい!
と、全国から多くの人々が訪れ、神輿の行列に注目しています。
三社祭2024の開催日程
2024年の浅草・三社祭は、以下の日程で繰り広げられます。
<三社祭>
期間:5月17日(金)~5月19日(日)
具体的な日程は⇒浅草神社公式ページをご確認ください
三社祭は神輿だけでなく、多彩なイベントが盛りだくさんのお祭りです。
そのため、時間帯ごとに様々な催し物が楽しめるのが魅力です。
詳細なスケジュールを確認することで、その濃厚な内容が一層分かります。
待ち遠しいお神輿(宮出し)は、最終日5月19日(日)の朝6時から始まります。
早起きが必要なので、最初から見たい方は注意が必要です!
ただし、お神輿が出発してしまうと浅草神社の中は比較的静かになります。
人出は多いですが、次のイベントまでの間が空くちょっと退屈してしまうかも
なので、気を付けましょう・・・
宮出しの模様
宮出しの際は、観客も参加者も多数で非常に賑やかです。
お祭りに参加する際は、動きやすい服装で臨むことをお忘れなく!
お子様と一緒に行く場合は、子供の安全に気を配ることも大切です。
また、お神輿の巡行ルートは毎年異なり、正確な情報は公式ホームページで発表されます。
2024年の三社祭のスケジュールと見どころ
毎年恒例の三社祭が迫ってきました。
2024年の開催は5月17日(金)、18日(土)、19日(日)の三日間。
なお、厳密には5月16日(木)の夜から始まります。
5月16日(木)のプログラム
18:00から本社神輿神霊入れの儀が行われます。
この儀式では、本社の神輿に浅草神社の御神霊をお移しする厳かな瞬間が待ち受けています。
5月17日(金)のプログラム
13:00から大行列が始まります。
お囃子やぴんざさら、町会役員、芸者衆などが草組合前から西廻りで浅草神社へ向かい、
14:20と15:00にはぴんざさら舞が社殿で奉納されます。
15:30からは各町神輿神霊入れの儀が執り行われ、各町会の神輿に浅草神社の御神霊が移されます。
5月18日(土)のプログラム
10:00からは例大祭式典が浅草神社社殿前で行われます。
これは神社において最も重要な神事で、一年間の感謝と今後の安泰を祈願する催しです。
12:00からは町内神輿連合渡御があり、町内の神輿が浅草神社の神輿とともに町を渡御します。
13:00から大行列が東廻りで行進し、
17:00から神楽殿で巫女舞奉奏が行われます。
三社祭のスケジュールは多彩で、神聖で祝祭的な雰囲気が漂うことでしょう。
5月19日(日)のプログラム
三社祭も最終日を迎え、盛りだくさんのイベントが待っています。
5:00からの本社神輿神幸祭。
神霊が出かける御幸の祭礼が行われます。
6:00からは本社神輿宮出し。
浅草神社には「一之宮」「二之宮」「三之宮」という3基の神輿があり、
社殿前から三基同時に担ぎ上げ、鳥居から二天門脇を通過し、
二天門前交差点まで渡御します。その迫力ある瞬間をお見逃しなく。
8:00になると、本社神輿各町渡御が始まります。
一之宮は西部各町、二之宮は南部各町、三之宮は東部各町を巡り、各町内を渡御します。
14:00からは神楽殿で巫女舞奉奏が行われ、
15:00には浅草組合奉納舞踊が続きます。
16:00には神楽殿前で太鼓奉演が行われ、迫力満点の演奏が聴けます。
16:00からは本社神輿宮入り。
神輿は一日中各町内をまわり、この時点で神社へ戻ります。
宮入終了後からは、本社神輿御神霊返しの儀が行われ、浅草神社の御神霊が本殿へお戻しする儀式が執り行われます。
最後に、江戸っ子気質の氏子たちの神輿。
その荒々しく激しい担ぎ方には見ごたえがあり、
その激しさは「魂振り(たまふり)」と呼ばれ、神輿の御神霊の霊威を高め、
御神德を行き渡らせるための儀式です。
三社祭は賑やかで、神聖な雰囲気に包まれます。
浅草神社周辺はいつも観光地として賑わっていますが、三社祭の時は特に混雑が激しくなります。
神輿の周りは身動きが取りにくいほどの賑わいなので、
注意が必要ですが、その迫力的な雰囲気をぜひご堪能ください。
三社祭の別の魅力「屋台」
お神輿以外にも、楽しみどころ満載!
三社祭の醍醐味は、もちろんお神輿だけではありません。
イベントの一環として登場するのが、「屋台」と呼ばれる人がのる車両(山車のようなもの)たち。
これらの屋台がお神輿とともに祭りの雰囲気を盛り上げます。
囃子屋台や祭り屋台など、食べ物を売る屋台ばかりではありません。
お祭りに欠かせないのは、囃子や盛り上げ役の存在。
これらの屋台がお神輿と共に練り歩きをし、お祭り気分を最高潮に盛り上げてくれるのです。
そのため、屋台は三社祭において非常に貴重な存在と言えます。
もちろん、食べ物を楽しむ屋台もたくさんあり、三社祭期間中は通常よりも多くの屋台が登場します。
仲見世通りと合わせて、食べ歩きを楽しむのもおすすめです。
三社祭とは
浅草神社の氏子四十四ヶ町を中心に、
毎年五月の第三土曜日を起点として行われる三社祭。
江戸の風情を色濃く残しつつ、壮大で華やかな神輿渡御が特徴の、
日本を代表する祭礼の一つです。
この祭りは金・土・日曜日の三日間にわたり、約百八十万人もの人々が集まります。
下町浅草は、この祭りの時期になると1年で最も賑やかになり、
東京の初夏を象徴するイベントの一環となっています。
祭りの初日には、お囃子屋台や鳶頭木遣り、浅草の各舞、
芸妓連の手古舞や組踊りなどが組まれた「大行列」が浅草の町を練り歩き、
祭りの始まりを告げます。
さらに、東京都無形文化財に指定された「神事びんざさら舞」も初日に奉納されます。
二日目には、「例大祭式典」が執り行われ、その後には「町内神輿連合渡御」が行われます。
この時、浅草氏子四十四ヶ町から集まった約百基の町内神輿が神社境内に参集し、
一つずつお祓いを受けながら各町を渡御します。
最終日は、宮神輿三基「一之宮」「二之宮」「三之宮」が各町を渡御します。
早朝には神社境内から担ぎ出される「宮出し」が行われ、
日中には氏子各町が三方面に分かれて渡御し、
日没後には神社境内へ戻る「宮入り」を迎え、祭りが終了します。
三日間の期間中、浅草の街はお祭りの雰囲気に包まれ、
神社では各種の神事が執り行われ、境内や神楽殿では多彩な舞踊が披露されます。
三社祭の魅力を存分に味わうことができる祭りはなぜ三社なのか?
その意味にも興味が尽きません。
毎年5月に開催されるのは、浅草神社の年に一度の例大祭であり、
これは神社にとって最も重要な祭典とされています。
浅草神社は一般に「三社権現(さんじゃごんげん)」または
「三社様(さんじゃさま)」として知られ、その所在地は東京都台東区浅草にあります。
歴史的な経緯を振り返ると、浅草神社の創建は推古天皇の時代にさかのぼります。
628年3月18日、漁師の兄弟である「檜前浜成(ひのくまのはまなり)」と「竹成(たけなり)」は、
隅田川での漁で一匹も魚を捕らえられず、網に掛かったのは何と人形の像でした。
その不思議な出来事をきっかけに、土師真中知という地元の賢者に相談したところ、
その像が観音菩薩であることが判明しました。
兄弟は観音菩薩に祈りを捧げると、翌日から大漁の幸が舞い降りたと伝えられています。
土師真中知は、この出来事を契機に自らの寺を建立し、兄弟が拾った観音菩薩像を祀ったのが「浅草寺」の起源とされています。
土師真中知の死後、その子供が夢に観音菩薩からのお告げを受け、
檜前浜成・竹成と土師真中知を神として祀るようにとの指示を受けました。
これに従い、「三社権現社」が設立され、「三社」は檜前浜成・竹成と土師真中知の三人を指す言葉として広まりました。こ
の由来から、「三社祭」の名前が生まれたのです。
明治時代になると神仏分離令により、三社権現社は浅草寺とは独立した法人となり、「三社明神社」へと改称されました。そして、明治6年には「浅草神社」として再び改称されました。
「権現」や「明神」は神仏の称号であり、「権現」は神が仏の仮の姿として現れることを指し、「明神」は神がそのままの姿で現れることを表しています。
浅草神社は今もなお、昔の名前である「三社権現」や「三社様」と親しまれており、
三柱の神様を祀っています。
まとめ
スケジュールと見どころと屋台情報をご紹介しました。
屋台は食べ物の屋台じゃなくてビックリですね。
一度、本物を見にいってみて下さいね。