結論以前は予測変換の候補を長押しすることで個別に削除できましたが、最新のアップデートによりこの機能は廃止されました。代わりに、予測変換のデータ全体を削除する方法を利用しましょう。
Googleが提供する「Gboard」という人気のキーボードアプリは、
使いやすいタイピング体験と高度なカスタマイズ性で
多くのユーザーから支持を受けています。
このアプリには、ユーザーの入力パターンを学習し、
より迅速で簡単なタイピングを実現する予測変換機能が組み込まれています。
しかしながら、時には誤った予測や不適切な候補が表示されることもあります。
この記事では、それらの予測変換を削除する方法や
学習機能を無効にする手順について詳しく解説します。
Gboardの予測変換の削除手順
かつては、予測変換の候補を個別に削除できましたが、
最新のアップデートによりこの機能は廃止されました。
その代わりに、予測変換のデータ全体を削除する方法が採用されました。
以下の手順で行います。
- Gboardの設定画面を開きます。
- [プライバシー]をタップします。
- [学習した単語やデータの削除]を選択します。
- 表示されたランダムな4桁の数字を入力して確認します。
- [OK]をタップすると、学習したデータと予測変換が削除されます。
これにより、Gboardの学習したデータはリセットされ、
再びユーザーの入力をゼロから学習し始めます。
単語リストも削除されるの?
「単語リスト」とは、ユーザーが自分で単語を登録できる便利な機能です。
これは、PCの「単語の追加」と同様のものですね。
よく使われるフレーズを登録しておき、「い」と入力すると
「いつもお世話になっております。このたびはご購入いただきまして誠にありがとうございます」
といったフレーズが一発で変換されるように設定できます。
単語の削除」を行ったらせっかく登録した単語が消えるのは面倒ですよね。
結論から言いますと、そのようなことはありません。
ここでの削除対象は、「スマホが自動的に保存した単語」に限られます。
ですので、安心して「学習した単語やデータの削除」を行ってください。
予測変換の個別削除手順
Gboardにおける個別の予測変換候補を削除する機能は、
現在、キーボードの言語が英語に設定されている場合にのみ利用可能です。
この方法を利用するには、以下の手順で言語設定を英語に変更してください。
Gboard設定画面で[言語]を選択します。
[英語(米国)]などの英語オプションを選択し、有効化します。
これにより、
予測変換候補を長押しすると削除用のアイコンが表示されるようになります。
その候補をアイコンまでドラッグすることで、予測変換候補を削除できます。
ただし、これは一時的な解決策であり、
日本語入力時にはこの機能は利用できません。
Gboardの学習機能を停止する手順
Gboardの予測変換機能を恒久的に無効にするか、
あるいは一時的に使用を止めたい場合は、
学習機能をオフにすることができます。
この設定を行うと、Gboardは新しい入力データを学習しなくなります。
Gboard設定画面で[プライバシー]を選択します。
[自分向けにカスタマイズ]をオフに設定します。
この設定をオフにすると、
Gboardは以前に学習したデータを元に予測変換を行いますが、
新しい入力データを学習することはありません。
そのため、時間が経過しても予測変換の精度は向上しません。
一時的に予測変換を使用したくない場合は、この設定を利用していつでも元に戻すことができます。
ただし、学習機能をオフにしている間は、Gboardの予測変換機能があまり役に立たなくなることを理解しておきましょう。
予測変換が削除できない場合の解決策
ストレージとキャッシュのクリア
予測変換が削除できない問題に対する解決策として、
「アプリのストレージとキャッシュを削除する」方法があります。
アプリのストレージとキャッシュが溜まっている場合、
アプリの正常な動作が妨げられることがあります。
ストレージとキャッシュを一度クリアすることで、
予測変換が削除できない問題が解消される可能性があります。
再インストールについて
予測変換が削除できない問題に対処する方法の一つとして、
アプリを再インストールする方法があります。
アプリの不具合やバグにより、
予測変換が正常に削除されない場合があります。
このような状況では、
アプリを再インストールすることが有効な解決策となります。
試してみてください。
アプリの強制停止手順
予測変換が削除できない問題に対処する方法の一つとして、
「アプリを強制停止する」方法があります。
アプリに何らかの不具合がある場合、
アプリを強制停止させることで通常の状態に戻ることが可能です。
アプリを強制停止させた後、再度起動してみてください。
デバイスの再起動手順
予測変換が削除できない問題に対処する方法の一つとして、
「デバイスを再起動する」方法があります。
端末自体に問題がある場合、
予測変換や他のキーボード機能が正常に動作しなくなる可能性があります。
問題が発生した場合、デバイスを再起動することで解消されることが多いです。
デバイスを再起動するか、電源を切ってから再び起動してみてください。
<デバイスの再起動手順>
スマートフォン本体の電源ボタンを長押しします。
電源メニューが表示されたら、「再起動」をタップします。
どのデバイスでも再起動手順は基本的に同じです。
キーボードアプリの紹介
このコンテンツでは、予測変換の個別削除に対応しているアプリと、
対応していないアプリを紹介しています。
個別削除に対応しているアプリ
以下は予測変換の個別削除に対応しているアプリです。
Simeji
「Simeji」は、中国の検索エンジン百度(バイドゥ)の
日本法人が提供しているキーボードアプリです。
20万語以上の顔文字、絵文字、アスキーアートの種類や、
多彩な定型文が特徴で、ビジネスから遊びまで幅広く対応しています。
また、クラウド変換機能を備えており、
アニメ用語やネットスラングから時事ネタまで即座に変換できます。
Simejiは安全性について心配する声もありますが、
AppStoreの厳しい審査をクリアしているため、
一般的には安全性に問題はありません。
しかし、個人の判断により利用を検討してください。
S-Shoin
S-Shoin(スーパーショイン)は、シャープ製のAndroid端末専用のキーボードアプリです。
入力の効率を高める予測変換機能や、フリック入力のミス補正など、
他のアプリに比べて豊富な機能が特徴です。
しかし、S-Shoinはシャープ製のAndroid端末以外ではご利用いただけません。
これは残念ながら、S-Shoinがシャープ製端末に特化して開発されたためです。
個別削除非対応アプリ
以下に、予測変換の個別削除ができないアプリを示します。
Gboard
Gboard(ジーボード)は、Googleが提供するキーボードアプリです。
Googleの膨大なデータを活用した予測変換機能が特徴で、高い精度を誇ります。
ただし、このアプリでは予測変換機能の個別削除ができず、
その点が欠点となっています。
それでも、使いやすく機能が豊富なため、
多くのユーザーにとって最適な選択肢と言えます。
Microsoft SwiftKey AI Keyboard
Microsoft SwiftKey AI Keyboardは、Microsoft社によって開発されたキーボードアプリです。
最新のAI(人工知能)が組み込まれており、ユーザーの入力傾向を学習し、
使用するほど予測変換の精度が向上します。
文字入力の効率を向上させたい方におすすめのキーボードアプリです。
ただし、予測変換の精度を上げるためにはある程度使い込む必要があり、
その点がデメリットとして挙げられます。
まとめ
Gboardは、素晴らしい予測変換機能を持っていますが、
時には不要な候補が表示されたり、誤った予測があることがあります。
快適なタイピングを実現するためには、
予測変換のデータを消去したり、学習機能を無効にする方法を知っておくことが重要です。
これらの方法をマスターするためには、
Gboardの設定画面を活用しましょう。
一般的に、キーボードアプリには予測変換の一括削除機能が備わっていますが、
個別に削除できるアプリは限られています。
予測変換候補を長押ししても削除できない場合、
そのアプリは個別削除に対応していない可能性が高いです。
削除できない場合は、
端末やアプリの不具合が原因である可能性があります。
そのような場合は、
キャッシュをクリアしたり、アプリを再インストールすることで解決することができるかもしれません。
Gboardの個別削除機能は廃止されているため、
適切な方法を選択して試してみてくださいね。