黒いTシャツを着て汗をかくと、乾いた後に白い塩が残ることがありますが、
その原因は主に2つあります。
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このような場合にかく汗には、塩などのミネラルが混ざっており、
べたついた感触があります。
汗腺が鈍っており、汗の量が多すぎる状態です。
これが通常「悪い汗」と呼ばれ、汗が乾燥するときに塩が残って白くなります。
黒い服やTシャツだと目立つため、気になりますね。
この現象が黒い服やTシャツで目立つからといって
何もしないでじっとしているわけにはいきません。
そこで、白くなる原因や予防法、対策、そして効果的な洗濯方法についてご紹介します。
汗の塩分の原因は何?悪い汗のせい?
結論を言えば、黒いTシャツに塩が付くのは、悪い汗がその原因です。 |
しかし、悪い汗をかくということは、必ずしも体調が悪いというわけではありません。
体調が良い時でも、悪い汗をかくことがあります。
それでは、順を追って説明しますね。
悪い汗をかく原因と良い汗の違い
普段から運動をあまりしない人や、エアコンの効いた室内にいることが多い人が、
悪い汗をかきやすいです。
なぜなら、こうした生活を送る人々は、
汗をかく際に必要な汗腺が十分に働かなくなっているからです。
汗腺は常に使われることで機能します。
汗腺が活動不足になると、
本来は血液に戻るべきミネラルなどが皮膚表面に排出されてしまいます。
良い汗→主に水分で、さらっとしている
悪い汗→水分に塩などのミネラルが混ざり、ベタついている |
このため、悪い汗をかくと水分が蒸発した後に塩分が残り、白く見えるのです。
運動しているのに汗が塩を吹く原因とは
たとえば、定期的に運動をしている人でも、
黒いTシャツに汗が塩を吹くことがありますね。
これには、一体どんな理由があるのでしょうか?
運動を習慣としているにもかかわらず、黒いTシャツに塩が付くのは、
体調に何か問題があるのではないかと心配になります。
その原因は、短時間に大量の汗をかくことにあります。
例えば、1日に2リットルの汗をかく場合、
汗腺は正常に機能しているため、塩を吹くことはありません。
しかし、同じ人が1時間で2リットルの汗をかいてしまうと、
汗腺はミネラルを血液に戻す速度が追いつかず、
結果として黒いTシャツに塩が付くことがあります。
体調が良いとしても、汗腺には限界があります。
したがって、普段から運動して汗腺を鍛えているにもかかわらず塩が付くのは、
単に汗腺の限界を超えているだけであり、体調に問題があるわけではありません。
猛暑の日や激しい運動をした場合、
短時間で大量の汗をかくことで塩を吹くことは普通のことです。
汗が塩を吹く理由
汗の成分の99%は水分であり、残りの1%はほとんどが塩分です。
したがって、汗が乾くと塩分が結晶化し、白っぽく見えるのです。
「良い汗」と「悪い汗」の違いを知っていますか?
【良い汗】 |
この種の汗は、汗が皮膚の表面に出る前に含まれる成分が体内に戻るため、肌がベタつくことはありません。 |
【悪い汗】 |
この汗の場合、成分を体内に戻す機能が低下しているため、汗をかくと塩分などの成分が皮膚の表面にそのまま残り、肌や服にベタベタと付着します。その結果、服が白くなることもあります。 |
服が白くなるということは悪い汗をかいている!!
という証拠になるんですね。
良い汗をかく人は、汗腺機能が正常である一方、
悪い汗をかく人は、汗腺機能が低下しています。
ですから、根本的な解決策としては、汗腺機能を正常に戻すことが重要です。
運動不足や長時間冷房の効いた室内にいる人は、
通常あまり汗をかかないため、汗腺機能が低下する傾向にあります。
したがって、汗腺機能を改善するためには、
定期的な運動を習慣化し、汗をかくことが大切です。
また、大量の汗をかいた場合も、体内に成分を戻す速度が追いつかないため、
排出される塩分の量が増えることがあります。
これは気候や体調によって異なり、個人差もあります。
そのため、
単純に「汗をかくと服が白くなる=悪い汗をかいている」
と結びつけるのは適切ではありません。
なぜなら、汗には塩分が含まれているためです。
黒Tシャツの汗が目立たないようにする方法 脇汗の塩が隠れる色は?
黒Tシャツは汗をかいてもすぐに目立たないので便利ですが、
急に大量の汗をかくと塩が白く残ってしまいます。
特に脇汗や背中の汗は目立ちやすいですね。
大量に汗をかく場合は、
汗の塩が目立ちにくい白や淡い色の服を選ぶのが一番です。
ただし、その場合は服が汗で濡れていることが目立ちやすくなったり、
汚れが落ちきれないと黄ばみが目立つというデメリットも考えられます。
制汗剤の選び方
汗が塩を吹かないようにするには、汗を抑えることが最も効果的な対策です。
市販の制汗剤を試しても、効果を感じなかったことがあるかもしれませんが、
デオエースEXプラスは普通の制汗剤とはちょっと異なります。
他の制汗剤と比べて痒くならないため使いやすいという声
塗った部分だけが汗をかかないので驚いたという意見
汗の臭いが気にならなくなったと喜ぶ声
着たい服が着られるようになったと
良い乾燥が多いです。
もちろん反対意見もあります。
塗ってから乾くまで数分かかることや、
市販の制汗剤よりも少し高価だというものがあります。
しかし、夜お風呂上がりにデオエースEXプラスを使えば、
乾くまでの数分は気になりません。
デオエースEXプラスは、脇だけでなく全身に使える制汗剤なので、
汗をかきそうな日の前夜に背中など気になる部分に塗っておくだけです。
これで服に塩がつくことも避けられ、恥ずかしい思いをすることもありません。
確かにドラッグストアで販売されている制汗剤よりも少し高価ですが、
デオエースEXプラスのような品質のものは他にはないので妥当な価格だと言えるでしょう。
そのサラサラ感は一度使うと手放せなくなりますよ。
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速乾素材のインナー
速乾性のインナーを着用することは、
Tシャツなどの衣類に汗が塩を残してしまうことを防ぐ効果的な対策の一つです。
速乾性のインナーは、背中や脇の汗がTシャツに染み込むのを防いでくれます。
特に、グンゼのTシャツ専用インナーが人気です。
(Tシャツだけでなく、ポロシャツやYシャツのインナーとしても重宝します!)
メンズのin.Tは、Tシャツの中で着用してもはみ出る心配がなく、
汗のシミやべたつき、ニオイ、肌の透けをしっかりと防いでくれます。
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レディース向け
背中と脇をこのようにしっかりとカバーしてくれるインナーはなかなかないんですね。
また、手頃な価格で複数揃えやすいのも魅力的ですね。
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汗シミ防止Tシャツの利用
速乾性のインナーは、汗を吸収してすぐに乾いてくれるので着用すると快適ですが、
暑い日にはやはりTシャツ1枚で過ごしたいという人もいますね。
しかし、Tシャツ自体に汗シミを防ぐ加工が施されており、
汗が塩を吹くことを気にせずに着用できるものもあります。
汗シミができないTシャツを着ることが最も手っ取り早い対策です。
ナノ・ユニバースのAnti Soaked(アンチソーキッド)は、
汗シミ防止効果が非常に高いことが確認されています。
通常のTシャツでは、大量の水をかけても表面が濡れるのは避けられませんが、
Anti Soakedではその心配がありません。
このため、黒いTシャツでも汗シミができる心配がないため、安心して着用できます。
汗シミができないからといって汗を吸わないわけではありませんが、
吸水速乾素材が使用されているため、ムレることもなく快適に過ごせます。
Anti Soakedは、メンズ・レディースともに毎年すぐに品切れになるほど人気ですので、
気になる方は早めにチェックしてみてください。
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紹介したナノ・ユニバースのAnti Soakedは、汗染み防止に非常に効果的であり
生地も丈夫で長持ちしますが、欲しいサイズが売り切れている場合もあります。
一方、zootie(ズーティー)はAnti Soakedと比較すると、
洗濯でよれやすいというデメリットがありますが、
その代わりにプチプラなので、
汗シミ防止Tシャツの試し買いとして購入してみる価値があります。
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汗による黒Tシャツの塩汚れを防ぐ方法
黒Tシャツの汗による塩汚れを防ぐために、
内側に防水スプレーを施すのが有効です。
ただし、汗じみ防止専用のスプレーは効果が不十分であり、
強い臭いがするものもありますので、注意が必要です。
選ぶ際のポイントは、衣類に適したものを選ぶことです。
おすすめは、LOCTITE(ロックタイト)の超強力な長時間持続する防水スプレーです。
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通常の製品の10倍の撥水効果を持っています。
<防水スプレーの使用手順> |
1. 黒Tシャツを裏返します。
2. 汗が塩を吹く箇所(脇や背中など)に防水スプレーを吹きかけます。 3. 十分に乾燥させます。 |
自然乾燥でも構いませんが、
効果を高めるためにはドライヤーを使用することをおすすめします。
防水スプレーは完全に乾いてから効果が現れるため、
前日までに施しておくと良いでしょう。
<防水スプレーの使用上の注意> |
1. 防水スプレーは必ず屋外で使用してください。
2. 目立たない場所で色落ちしないかを確認してから使用してください。 3. Tシャツ全体に防水スプレーを吹きかけないでください。 |
防水スプレーには強い臭いがあります。
屋内で使用すると不快な気分になることがありますので、
換気の良い場所で使用してください。
湿った状態では臭いが気になりますが、
乾いた後は臭いが消えますのでご安心ください。
また、黒Tシャツの塩汚れを防ぎたいからといって、
Tシャツ全体に防水スプレーを使用すると、
汗が逃げる場所がなくなり逆効果ですのでご注意ください。
黒Tシャツの汗による白い粉の処理方法と洗濯手順
防水スプレーを忘れたり、汗が予想外の場所についてしまい、
黒Tシャツが白い粉を吹いてしまった場合、
普通に洗濯機で洗うだけで問題ありません。
ただし、黒Tシャツの素材によっては、
洗っても汗が白く残ることがあります。
そのような場合は、洗濯前に以下の手順を試してみましょう。
1. バケツなどに40度くらいのぬるま湯を用意します。
2. 少量の洗濯洗剤を加え、黒Tシャツを漬け込みます。 3. 約30分放置します。 4. その後、通常通り洗濯機で洗濯します。 |
汗の臭いが気になる場合は、酸素系漂白剤も使用すると良いでしょう。
ただし、水温が高くなると色落ちしやすくなるため、
様子を見ながら行うことをおすすめします。
外出先での黒Tシャツの汗が白くなってしまったときの対処法
外出先で黒Tシャツの汗が白くなってしまった際に、
目立たなくするための簡易的な対処法をご紹介します。
1. タオルやハンカチを水で湿らせます。
2. 汗が白くなっている部分をトントンと叩くように拭き取ります。 |
服の生地を傷つけないように、強くこすらないように注意しましょう。
この方法は水が必要なので、心配な場合は事前に水で湿らせたタオルを
ジップロックなどの袋に入れて持ち歩くと便利です。
まとめ
黒Tシャツの汗が塩を吹くのは、
体調の悪さが原因ではないという誤解があります。
短時間で大量の汗をかく場合は、
事前に防水スプレーをTシャツにかけることが効果的です。
黒Tシャツの汗が白く粉を吹いたときは、つけおき洗いが有効です。
外出先では水で湿らせたタオルで優しく拭くことがおすすめです。
黒Tシャツの汗が塩を吹くのは、
必ずしも体調が悪いとは限らないことが分かりました。
白い粉が目立たないように工夫して、快適に過ごしましょう。