「カメムシが室内に侵入！でも、どこへ消えたの？」
空中を飛んでいるのは見えるけれど、突然見えなくなってしまうことがあります。
ただ放っておくわけにもいかず、気になって集中できない時があります。
この記事では、家の中でカメムシを見失った場合の対処方法と、
そもそもカメムシを家に入れないための予防策を紹介します。
家の中でカメムシを見失う原因と対策！
カメムシが家の中で見失われる理由は何か？また、なぜ家に侵入するのか？
これらの原因を探ることが問題解決へのスタートです。
どうしてカメムシが家に現れて、見失われるのでしょうか？
カメムシを見失う原因と好む隠れ場所
カメムシが室内で見失われる原因と、それが好む隠れ場所について理解しましょう。
カメムシが見失われる2つの主な原因を説明します。
カメムシの好みと行動パターン
カメムシは光や白いものが好きで、温かい場所を求めます。
例えば、照明の周辺で飛んでいることが多く、近くにとどまることもあります。
特に、白い洗濯物やタオルにはよく見られます。
窓から室内に入るのも、照明の光や暖房による温かさが原因です。
カメムシは夜行性で、暗い場所でも活動が可能です。
明るい場所から急に暗く狭いスペースへ隠れることが、
見失われる一因です。
色に紛れやすい小さな体
カメムシは茶色や黒などの地味な色をしており、
体長は約1cmから2cmと小さいため、
暗い背景にいると見えにくくなります。
カメムシが隠れやすい場所を以下に示します。
カメムシの隠れ場所
- 壁や天井（背景に紛れる）
- クローゼットや本棚の隙間
- カーテンの裏や布団の中
- 照明の裏や発光している装置の裏
- エアコンや換気扇の空気口
カメムシの捕獲方法：どうすればいい？
カメムシがどこに潜んでいるかはわかっていても、
一つ一つ探し回るのは大変です。
目を凝らして探すのも一苦労ですね。
そこで、家の中で見失ったカメムシを効果的に捕獲する方法を紹介します。
ライトを使ったカメムシの誘引とペットボトル捕獲法
カメムシは光や白い物体に引き寄せられる性質があります。
これを利用してライトで誘引する方法が有効です。
さらに、ペットボトルを使った捕獲も可能です。
まず、部屋の電気を消して、ライトのみを点けます。
使用するライトはLEDライトを避け、紫外線の少ないものが望ましいです。
次に、ペットボトルの飲み口部分を切り取り、逆さまにして設置します。
ライトの光に引き寄せられたカメムシがペットボトル内に進入し、
そのまま捕獲できます。
カメムシを惹きつける香りを利用
意外と知られていない事ですが、カメムシは特定の香りに惹かれます。
その香りは「フローラル系の甘い香り」です。
この香りに惹かれて、カメムシはエサが近くにあると錯覚します。
カメムシが見失われた場合には、アロマオイルや香りの強い花を置いてみると、
カメムシが寄ってくる可能性があります。
ただし、個人的には光を使った誘引の方が効果が高いと考えられますが、
手元にフローラルの香りのアイテムがある場合は試してみる価値があります。
ミントオイルの使用
カメムシはミントの香りを嫌うという性質を活用した対策方法です。
※ミントオイルは天然成分であり、通常の化学薬品のような殺虫効果はありません。
※カメムシには、市販の一般的な殺虫剤（例：キンチョール、ゴキジェット、アースジェットなど）は効果がありません。
ミントオイルについて
清涼感のあるメントール（ミント）の香りが特徴です。
虫除けだけでなく、消臭・抗菌作用もあり、
バスタイムやマウスウォッシュにも使用される香料（食品添加物）です。
天然成分のミントオイルを洗濯物に振りかけると、
爽やかなミントの香りが広がり、カメムシが寄りつきにくくなります。
これで心配することなく過ごせます。
今年はカメムシが特に多いため、
スプレーボトルに入れたミントオイルを準備しておくと、
いざという時に慌てずに対応できます。
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ペットや幼児、妊娠中の方、病気中の方がいる場合は、原液を直接舐めたり、
強い香りにさらされることが体調不良を引き起こす可能性があるため、
注意して使用してください。
薄めたものならば安全です。
コーヒーの応用
屋内外の植物保護には、コーヒーをスプレーとして使用すると効果的です。
植物の葉の表面と裏面に均等にコーヒーを散布します。
理想的には1日に1回の散布を目指しますが、2日に1回でも効果が見込めます。
2週間続けると、その効果が顕著に現れることでしょう。
化学農薬を避けたい場合には、この方法が推奨されます。
さらに、土と接触している植物の根元にコーヒーかすを撒くことで、
5日後にはカメムシが減少するとの報告があります。
また、カメムシには焼肉のタレを大量に薄めた水を頻繁に散布することも効果的です。
タレに含まれる酵素や香辛料がカメムシを避けさせます。
特に、ホオズキカメムシなどの特定の農作物に付くカメムシには、
この方法が有効です。
頻繁に発生する時期には、
コーヒースプレーや焼肉のタレ水の定期的な使用が推奨されます。
対処法！家に侵入したカメムシを安全に退治する方法
家の中でカメムシを見つけたら、どのように対処しますか？
多くの人がただちに駆除したいと考えるでしょう。
カメムシを捕まえようとすると、強い臭いが発生し、
ティッシュで取り除いても手に臭いが残ります。
また、虫が苦手な人は、直接触れずに殺虫剤を使用したいと思うかもしれませんが、
市販の殺虫剤がカメムシにどれほど効果があるのか？
ここではその捕獲方法と殺虫剤の有効性について解説します。
カメムシの家内捕獲戦略
カメムシは危険を感じると強烈な悪臭を放つことで自己防衛します。
そのため、ティッシュで捕獲しても臭いが手に残りがちです。
この問題を回避するため、
ペットボトルや専用の捕獲ツールを使って簡単に捕獲する方法があります。
ペットボトル捕獲法
ペットボトルを使用したカメムシの捕獲方法には、ライトで誘引して捕まえる方法と、
直接ペットボトルで捕獲する方法があります。
ペットボトルを飲み口から約1/3カットし、逆さまにしてテープで固定すると、
簡単にカメムシ捕獲器が完成します。
カメムシは下へ逃げる習性があり、これを利用することができます。
ただし、カメムシが放つ臭いが残る可能性があるため注意が必要です。
専用のカメムシ捕獲器具の使用
カメムシを触らずに捕獲する専用の器具もあります。
これは粘着シートがついた約90cmの棒で、
カメムシを安全に捕獲することができます。
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虫が苦手な人には特におすすめです。
カメムシは市販の殺虫剤で退治できる？効果は？
カメムシに市販の殺虫剤が効くかどうか、気になりますよね。
答えは「全く効かないわけではない。」です。
口コミを見ると、「効果があった」という意見もあれば、
「効かなかった」という意見もあります。
これは、噴射量やカメムシ自体の耐性に左右される可能性があります。
ただし、市販の殺虫剤をカメムシに使用すると、
効果があってもカメムシは危機を感じて悪臭を放ち続けます。
そのため、カメムシ退治には市販の殺虫剤ではなく、
専用のカメムシ用殺虫剤を使うことをおすすめします。
カメムシ専用の殺虫剤はその名の通り即効性があり、
噴射後すぐにカメムシをノックダウンします。
これにより、悪臭を放つ前に退治することができます。
カメムシは家の中で繁殖する？
カメムシを家の中で放置すると、繁殖の可能性があります。
家に入ったカメムシが外に出られずに家の中に留まると、
そこで産卵してしまいます。
産卵時期は5月下旬から8月中旬で、1回に10個から100個の卵を産みます。
卵は1〜2週間で孵化し、約1ヶ月で成虫になります。
秋になると寒さからカメムシが活発化し、大量発生することもあります。
そのため、カメムシが家に入らないように注意し、
見つけたら放置せずに捕獲や駆除をすることが重要です。
カメムシの寿命はどのくらい？
10月中旬以降に侵入したカメムシは、
翌年の4月下旬頃まで成虫のまま越冬して生き延びることがあります。
それ以前の時期に侵入した場合、室内の乾燥や水分、
餌不足により、約10日ほどで死んでしまいます。
夏の暑い時期には、窓際などの明るい場所に移動し、
サッシの隙間などで餓死していることがよくあります。
カメムシは仲間を呼ぶのか？
特に秋は冬眠場所を求めて人里に移動するため、
大量発生や家への侵入が起こりやすくなります。
10月中旬以降の成虫越冬の時期には、
集合フェロモンや適した越冬環境の影響で、次々と飛来して集合することがあります。
集合フェロモンとは、
カメムシのオスが同じ種のカメムシを引き寄せるために放出する化学物質で、
他の個体を餌場に呼び集める効果があります。
このフェロモンは、
フェロモントラップを使って畑や果樹園での駆除に利用されることがあります。
カメムシの悪臭を取り除く方法
カメムシの悪臭はしつこく、普通に手を洗っただけではなかなか取れません。
カメムシの匂いは親油性で、油に溶けやすく水には溶けにくい性質があります。
そのため、オリーブオイルやサラダ油を手にこすりつけてから石鹸で洗うと、
匂いを効果的に取り除けます。
また、カメムシの匂いがついた家具などの物品には、
中性洗剤を使って拭き取ると良いでしょう。
洗濯物に匂いがついた場合は、
柔軟剤など界面活性剤入りの洗剤で洗うと匂いが取れやすいです。
さらに、カメムシの匂いを分解・除菌するスプレーも市販されています。
まとめ
この記事では、カメムシが家の中に入ってしまった際の
「おびき寄せ方法」「退治方法」および「侵入防止策」を詳しく解説しました。
寒くなると発生しやすいカメムシに対して、
この記事の対策を参考にしてぜひ実践してみてください。
主な内容
カメムシが家の中で見失われる原因と隠れる場所
おびき寄せて捕獲するテクニック
カメムシを家に入れない対策
家に入ってきたカメムシを捕獲・退治する方法
カメムシの悪臭を取り除く方法
家庭化学の「カメムシいやよ～ 臭い消しスプレー」も利用して、
効果的にカメムシ対策を行いましょう。
