【結論】 +1や+1844からの電話は、実際には「国際電話詐欺」です。 |
最近、+1や+1844からの着信が増えており、留守電も残されているようです。
このような電話に不審を抱く方もいるでしょう。
電話番号は日本のものではなく、どこの国からかかってきたのか不明です。
一体なぜこのような着信があるのか疑問に思われるでしょう。
また、着信に出た場合や留守電にかけ直した場合の対処方法も不明瞭です。
ここでは、+1や+1844からの着信の発信元や、
これらの電話に出た際の対処方法について解説します。
+1、+1844からの電話は「NTTファイナンス」を名乗る詐欺
【結論】 +1や+1844からの電話は、実際には「国際電話詐欺」です。 |
このような電話には出たりかけ直したりしないようにしましょう。
国際電話詐欺は古くから存在していますが、近年ではかなり進化しており、
以前は意味不明なアナウンスが流れるだけでしたが、
最近では「NTTファイナンス」と名乗ることもあります。
これはAI技術の進化により、
自動音声が翻訳した内容をアナウンスしている可能性があります。
NTTファイナンスの公式サイトでの注意喚起
NTTファイナンスの公式サイトでも、今回の詐欺電話に関する注意喚起が行われています。
NTTファイナンスは、
自動音声を使用して未払いや法的措置について通知することはありません。
※また、国際詐欺の電話番号は+28などの
いろいろな国際電話番号からかかってくるので注意が必要です。
+1、+1844の電話はどこの国から?
国際電話の番号は、それぞれの地域ごとに割り当てられるゾーン番号から始まります。
ゾーン番号の最初の数字が1桁目で、それに続く1〜2桁の数字が各国に定められます。
したがって、+1や+1844の電話番号は、最初の数字がゾーン番号を表します。
このように考えると、着信が「アメリカ」や「カナダ」からの国際電話である可能性が
高いです。
出てしまっただけで、通話料金が発生することもあります。
国際電話の仕組みは複雑であり、思わぬ料金が請求されることがあります。
通話料金は(3分2200円~)など、安くはありません。
無駄な出費を避けるため、興味本位での受け取りは慎重に行ってください。
+1、+1844の国際電話に出たらどうなる?
+1844からの着信に対処するためには、いくつかのパターンを把握しておくと役立ちます。
国内企業を装った請求の手口
+1844の電話に出た際に見られる手口の一つに、
NTTファイナンスなどの国内企業を装った請求があります。
電話に出ると、次のような自動音声が流れます。
「NTTファイナンスより重要なお知らせです。
現在ご利用の電話回線にて未納料金が発生しているため、法的措置へ移行します。 オペレーターへお繋ぎする場合は『1』を押して下さい。」 |
+1、+1844の不在着信に対する対応
+1、+1844からの不在着信にかけ直すと、同じ自動音声が再生されます。
また、留守電にメッセージを残しても同様です。
つまり、いかなる場合も、
最終的には「ガイダンス1」に誘導する自動音声が流れることになります。
+1、+1844の自動音声に従って「ガイダンス1」を押すと何が起こるか?
+1、+1844の自動音声に促され、ガイダンスの1を押すと、
通常は人間のオペレーターに接続されます。
その後、名前や電話番号、住所などの個人情報を求められ、
本人確認が行われた後に未払い料金の支払い案内が行われます。
しかし、ここで得た情報が不正確であっても、
「確認がとれました」と返答される場合があります。
これは詐欺の兆候である可能性が高いため、支払いを行う必要はありません。
また、着信であっても通話料金が発生する場合があるため、
詐欺に引っかかる恐れがある長時間の通話は避けた方が良いでしょう。
中国語を用いた詐欺手口のパターン
+1844の電話に出た場合、中国語の案内が流れるという手口です。
在日中国人を対象にしていますが、内容は投資や株式、貿易関連の話題です。
ただ聞いているだけでも通話料金がかかるため、すぐに切ることがおすすめされます。
偽のお荷物トラブルパターン
荷物の配達に関する問題が発生していると称して、電話がかかってくるパターンです。
この詐欺は日本語で行われます。
荷物の受け取りに必要な個人情報や住所、連絡先を聞き出そうとしますが、
実際には荷物は存在しません。
これは典型的なフィッシング詐欺であり、もし個人情報を提供すると、
詐欺師のリストに登録され、別の詐欺の標的になる可能性が高まります。
もし情報を伝えてしまった場合は、後から変な電話が来るかもしれないので、
注意が必要です。
+1844からの電話「ウイルス感染の可能性」
電話の着信ではウイルスに感染する心配はありません。
迷わず通話を終了しましょう。
+1844からの電話「個人情報の漏洩」
電話を受けても、相手と会話したり、自動応答の指示に従う必要はありません。
個人情報が漏れることはありません。
即座に電話を切りましょう。
+1844の番号に「折り返し電話した場合」
折り返し電話すると通話料金が発生します。
相手が応答した場合、国際通話料金が発生します。
「+1」はアメリカの国番号で、30秒ごとに約34円の通話料金がかかります。
+1844からの電話「振り込んでしまった場合」
警察に通報し、助言を求めましょう。
「言われるがままお金を振り込んだ」場合や、疑念が生じた場合は、
警視庁の専用窓口に相談することが重要です。
警視庁相談センター「#9110」 |
110番の前に#9をつけて「#9110」にかけてください。
相談内容に応じて専用の窓口に案内してくれますよ。
また、お金を振り込んだ場合は、
利用した金融機関に「出金停止」を依頼をしましょう。
+1、+1844から国際電話がかかってきたのはどうして?
電話詐欺は通常、ランダムな番号に発信されます。
今回の+1や+1844からの着信は、偶然その番号に遭遇した結果です。
しかし、このような着信に対して何らかの反応を示すと、
自身の番号が「有効なもの」としてリストに登録される可能性があります。
つまり、返信を試みると、
今後もさまざまな番号から詐欺の電話がかかってくる可能性があります。
最近の詐欺手口は非常に巧妙で、留守電を残したり、
自動音声案内でオペレーターに接続するよう促したりするなど、巧みに進化しています。
また、留守電に日本語のメッセージが残るため、
不安を抱いてかけ直してしまう人も多く、
これが騙される要因の一つとなっています。
+1844からの電話に対する最適な対処法とは
もし+1844からの電話があった場合、完全に無視することが最適な対応です。
掛け直しは厳禁であり、気になっても無視することが重要です。
相手は継続的に電話をかけており、どこにかけたかを把握していない可能性が高いため、
無視してもしつこくかけてくることはありません。
何度かかかってきても、無視し続ければいずれ電話は止まります。
着信拒否も有効
電話が非常にしつこくて不安な場合は、
自身のキャリアに連絡して海外からの電話を拒否する設定を行いましょう。
これにより、電話が鳴らなくなり、より快適に過ごせるでしょう。
+1844、電話に出るべき場合とは
+1844からの電話がかかってきた際、出るべきケースも存在します。
以下がその場合です。
海外に関係者がいる場合
もし海外に知人がいる場合、+1844からの重要な電話がある可能性も否定できません。
ただし、現代ではスマートフォンでの連絡が一般的です。
高額な国際電話をする必要性はありません。
海外の関係者に心当たりがない場合は、掛け直さないでください。
仕事で海外と取引がある場合
仕事関連で海外との取引がある場合、+1844からの電話があるかもしれません。
ただし、一般的な企業は突然電話をかけてくることはありません。
近年のビジネスではメールやZOOMが主流です。
高額な国際電話を使用することは稀です。
そういったコストを計算できない状況での電話は慎重に扱うべきです。
実際、1844からの電話に関する混乱の声がオンラインで増えていますが、
問題やトラブルはないようですので、心配する必要はありません。
まとめ
【結論】 +1や+1844からの電話は、実際には「国際電話詐欺」です。 |
+1、+1844からの国際電話は詐欺なので無視するのが一番
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日本からではない+1、+1844からの国際電話は怪しまれることがあります。
内容はNTTファイナンスを装った詐欺がほとんどなので、無視することをお勧めします。